
奈良市では2026年11月7日(土曜日)~29日(日曜日)に、“時間が重なり合う都市「奈良」”を舞台に、市民とアーティスト、来場者がともに、過去・現在・未来を巡り体験する都市型アートプロジェクト「古都祝奈良の時空旅行 アートを巡り 時代と出会う」を市内各会場で開催します。
トピックス
- 「東アジア文化都市」事業は、2016年に文化庁と共催で実施した日中韓の文化芸術交流事業。東アジア地域における多様性と包摂性の意義を考える事業として、奈良市では当時「時空を超えたアートの祭典」をコア事業に据え、大型の美術・演劇プログラム等を実施。その翌年からも毎年、後継事業「奈良市アートプロジェクト 古都祝奈良」を展開し、国内外のアーティストと市民が共に創造し、体験し、学ぶ場としての活動の場を創出してきた。
- 事業の10周年記念として11月に「古都祝奈良の時空旅行」を展開する。東アジア文化都市事業にちなみ、日中韓の作家の招聘展示を実施。韓国を起点に世界で活躍するキムスージャ氏(10年前の展示にも参加)、水戸を拠点にアートの社会性、人とのつながり等の過程をテーマとする中崎透(なかざきとおる)氏、京都を拠点にグローバルな切り口で活動を行う新進気鋭の写真作家・顧剣亨(こけんりょう)氏が参加する。また、3作家と東アジア文化都市3都市による東アジア国際シンポジウムを11月15日に開催。
- 回遊の仕掛けとして、奈良市公式アプリ「Shika no Ashiato」を使ったデジタルスタンプラリーを予定。押印した数により「古都祝奈良の時空旅行」オリジナルグッズの配布あり。
事業概要「古都祝奈良の時空旅行」
奈良は、古代・中世・近世・近代・現代、そして未来へと連なる時間層が、同時に実在する稀有な都市です。本事業では、それぞれの時代性を色濃く残す実在の空間を舞台に、市民の創作活動やアートプロジェクトを展開し、歴史と現代、そして未来を結びます。来場者は、複数の各時代を象徴する会場を巡りながら、展示や演劇、市民の創作活動などとの出会いを通して、奈良の時間を“移動”する体験を得られます。
市民にとっては、豊富な文化遺産と現代の生活を自らの手で結び直す経験を通じて、現代社会を生きる自信と未来への展望を育む機会となります。観光客を含む多くの来場者に対しては、過去の文化・歴史に触れるだけでなく、現代の美術や演劇、市民との交流を同時に楽しむことができる、新しい文化的体験を提供します。

【会期】
2026年11月7日(土曜日)~29日(日曜日)※コア期間 21日(土曜日)~23日(月・祝)
【会場】
東大寺観音院、椿井市場、北山十八間戸、近鉄奈良駅前行基広場ほか
【主催】
奈良市アートプロジェクト実行委員会
プログラム内容
- 招聘アーティストによる展示
- 東アジア国際シンポジウム
- まちなか舞台~奈良パフォーマンスラボ~/青少年と創る演劇Lite
- 古都祝奈良の学校
- グリーン・マウンテン・カレッジ

トピックス

2026年11月7日(土曜日)~29日(日曜日)に、過去・現在・未来を巡り体験するアートプロジェクト「古都祝奈良の時空旅行 アートを巡り 時代と出会う」を市内各会場で開催します。
- 「東アジア文化都市」は東アジア地域における多様性と包摂性の意義を考える事業として、文化庁と共催で実施。奈良市は2016年に大型の美術・演劇等のプログラムを行い、その後も毎年、後継のアートプロジェクトを展開してきた。
- 10周年企画「古都祝奈良の時空旅行」では上記事業にちなみ、日中韓の作家の招聘展示や作家&パートナー都市とのシンポジウム等を開催。
- 回遊性を高めるため、デジタルスタンプラリー等のキャンペーンも実施。
実施の概要と目的



これまでの歩み
- 2016年に文化庁事業「東アジア文化都市」の選定都市として、中国・寧波市、韓国・済州特別自治道と1年間の文化芸術交流を実施。その基幹事業として「古都祝奈良-時空を超えたアートの祭典-」を世界遺産の社寺や平城宮跡等で美術・演劇のプログラムを開催。
- 2017年から「奈良市アートプロジェクト 古都祝奈良」として後継事業を実施。国内外のアーティストと市民が共に創造・体験・学ぶ等、活動機会の創出を図ってきた。
- 2026年は、10年間の成果を総括する節目&次の10年へ向けた試みの起点として、これまでの理念を継承した新企画を展開。
事業概要「古都祝奈良の時空旅行」
- 古代~未来へと連なる時間層が、同時に実在する稀有な都市、奈良。それぞれの時代性を色濃く残す空間を舞台に、アートプロジェクト等を展開し、歴史と現代、そして未来を結びます。
- 来場者は、複数の各時代を象徴する会場を巡りながら、展示や演劇、市民の創作活動等との出会いを通して、奈良の時間を“移動”する体験が得られます。
会期
2026年11月7日(土曜日)~29日(日曜日)※コア期間 21日(土曜日)~23日(月・祝)
会場
東大寺観音院、椿井市場、北山十八間戸、近鉄奈良駅前行基広場ほか
主催
奈良市アートプロジェクト実行委員会
プログラム
- 招聘アーティストによる展示
- 東アジア国際シンポジウム
- まちなか舞台~奈良パフォーマンスラボ~ /青少年と創る演劇Lite
- 古都祝奈良の学校
- グリーン・マウンテン・カレッジ
全て観覧無料

プログラム内容
招聘アーティストによる展示
会場と作家の組み合わせについて
それぞれの場所の記憶と作家の表現を通して、現代社会の持つ様々な課題を時空を超えて読み直すことがねらい。多様性のアジアにおける古都奈良での文化の伝播やまちの変化について、来場者自身の目線で見つめる機会を創出する。
- 観音院 × キムスージャ
布の作品を通じて、古来からの文化の伝播や関係性を考察
- 椿井市場 × 中崎 透
ズレた看板を通じ、近来が造ったまちの実態とイメージの”距離”を可視化
- 北山十八間戸 × 顧 剣亨
写真と地図を織り合わせ、重なる時間と人々の営みが未来へと続く感覚を示唆
プログラムアドバイザー:ArtTank(小平悦子+近藤俊郎)
キムスージャ(韓国)「Meta-Painting」

会期:11月14日(土曜日)~23日(月・祝)10時~17時
会場:東大寺観音院(奈良市雑司町406-1)


Dimensions of a Needle, Museum of Contemporary Arts (MOCA), Toronto, Canada | 2026
キムスージャ×東大寺観音院

- 東大寺観音院は、長く祈りが捧げられてきた場。また、上司海雲師を中心に文学者や芸術家が集い、奈良を語り、奈良にまつわる数々の作品が生み出された文化交流の場。
- キムスージャは、韓国の風呂敷包み「ボッタリ」をはじめ、包む、解く、縫う、呼吸する等の行為を通じ、人の移動や生活、記憶、文化のつながりを表現する作家。
- 今回は奈良の布を用いた作品を想定。布はものを運び、人が移動し、文化が伝わっていく営みの象徴。祈りと芸術、人と人、奈良と東アジアをつないできた東大寺観音院の歴史を、現代の身体感覚を通して捉え直し、文化の伝播や融合を考える機会となる。
中崎透(日本)「看板屋なかざき」

会期:11月7日(土曜日)~29日(日曜日)常時観覧可
会場:椿井市場(奈良市椿井町5付近)

中崎透《看板屋なかざき》2014 撮影:小山田邦哉
中崎透×椿井市場

- 椿井市場は、大正9年に公設市場として設置。近来の賑わいの記憶と現在も続く店舗の営み、火災や再建の痕跡等が同時に存在する場所。
- 中崎氏の作品の特徴は、本来の看板づくりを行う際の発注者と受注者の関係を崩すこと。中崎氏が発注内容をずらしたデザインで制作し、そのずれに着目する。
- 今回は、椿井市場の各店舗の屋号を作品化。同時に、奈良で活動する人々からの発注を受けて聞き取った内容を元に、その思いを”ずらした”看板を全20点程度制作。椿井市場が持つ時代との魅力的なズレの中で、来場者は自分が抱くイメージとのズレを考え、まちや人々の活動の固定観念を崩し、新たな発見につなげる。
顧剣亨(中国)「湖は日々変わる Everyday the Lake Changes」

会期:11月7日(土曜日)~29日(日曜日)10時~17時
会場:北山十八間戸(奈良市川上町454)

顧剣亨×北山十八間戸

- 北山十八間戸は、鎌倉時代に僧・忍性が開いたハンセン病患者の救済・療養施設。共生や救済の場として機能していた。その後、移転や再建を経ながら今日まで継承。
- 顧氏の作品の特徴は、複数の写真をピクセル単位で織り合わせるデジタル・ウィービング。北山十八間戸の継承の歴史に、異なる時間を織り合わせる顧氏の作品。過去をつなぎ、未来へ手渡していく営みが重なり合う。
- 今回は、松尾山・若草山から撮影した奈良の風景に、地図や絵図を織り込み、部屋を横断する大型の作品を展示。現風景と過去の記録が一つに重なることで、奈良のまちが様々な時間と情報の積層で成り立つことを垣間見る。繰り返し書き換えられてきた風景を見て、私たちが現代を見つめ直し、未来へと繋ぐものに思いを巡らす機会を提供する。
東アジア国際シンポジウム「東アジアをアートでつなぐ」
本日から募集開始
奈良市・寧波市・済州特別自治道が、東アジア文化都市事業後のレガシーとして実施してきた10年の総括と、3人の招聘アーティストが今の奈良の地で、何を感じ、どのような思いで自身の作品に昇華したのかを紐解きます。
【日時】
11月15日(日曜日)15時~16時半(予定)
【会場】
東大寺金鐘ホール(奈良市水門町100 東大寺総合文化センター内)
【登壇者】
招へいアーティスト:キムスージャ、中崎透、顧剣亨
東アジア文化都市パートナー都市
寧波市(中国)・済州特別自治道(韓国)の代表者
奈良市(日本)仲川げん(奈良市長)
ファシリテーター:片岡 真実(森美術館 館長)

まちなか舞台~奈良パフォーマンスラボ~/青少年と創る演劇Lite
時空旅行への出発地点、近鉄奈良駅前行基広場。
公募で集まった個人・芸術団体が、ショーケース形式の公演で来場者をお出迎え。
また、中高生がプロとともに創る演劇「青少年と創る演劇Lite」も展開。オリジナルの短編作品を初めて屋外で上演。

【日時】
11月22日(日曜日)・23日(月・祝)各日10時~12時・13時~14時半・15時半~17時
【会場】
近鉄奈良駅前行基広場(奈良市東向中町29)
【出演団体】
全6団体(うち1つは青少年と創る演劇Lite)
【プログラムディレクター】

田上 豊(劇作家、演出家、田上パル主宰)
古都祝奈良の学校
「奈良で新たな表現を目指す人の活動の場を開くこと」と、「教科書をつくること」を目的とした、令和6年度から始まる3年間のプロジェクト。今年は参加者との2日間の合宿を実施。対話や散歩を通じて、自身の活動や表現、そして作品プランを掘り下げます。

【日時】
11月21日(土曜日)13時20分~、11月22日(日曜日)10時半~
【会場】
奈良市ならまちセンター コトナラボ(奈良市東寺林町38)
ならまち界隈
【プログラムディレクター】

担任:小山田 徹(美術家、京都市立芸術大学学長)
副担任:藤 浩志(美術家、秋田公立美術大学客員教授・名誉教授)
グリーン・マウンテン・カレッジ
小さな火を囲みながらゲストのトークを聞き、参加者同士が互いに対話する「学び合いの場」。発案者・同カレッジの小山田 徹校長がゲストを迎えて対談。
2017年から継続して実施し、今年で9年目。

【日時】
第2回:11月22日(日曜日)/第3回:12月5日(土曜日)18時~20時
【会場】
奈良市ならまちセンター 芝生広場(奈良市東寺林町38)
【校長】

小山田 徹(美術家・京都市立芸術大学学長)
【ゲスト】
第2回:齋藤博史(カフェ店主・薬剤師)
第3回:本間智希(建築史家 下鴨ロンド主宰)
※第1回は9月5日(土曜日)に実施済み。ゲストはブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)。
プログラム内容(連携プログラム)
デジタルスタンプラリーキャンペーン

奈良市公式アプリ「Shika no Ashiato」のスタンプラリー機能で、会期中にデジタルスタンプラリーキャンペーンを実施。回ったスポットの数に応じて、「古都祝奈良オリジナルグッズ」をプレゼント。
<配布グッズ(予定)>
オリジナルトートバッグ、缶バッジ等
ならまちセンター コトナラボ部

ならまちセンター内のオープンスペース「コトナラボ」で、会期中に誰でも参加できるプログラムを連携実施。アートコーディネーター(飯田惣一郎氏・北村大宰氏)を中心に、市内の個人・文化団体等がアートプロジェクトやワークショップ等を立案・実施。
今後のスケジュール
10月下旬~11月会期前に
- メディア向けに展示作品の事前公開
- 「青少年と創る演劇Lite」の稽古風景の取材 等を予定(詳細は後日ご案内します)。
11月15日(土曜日)東アジア国際シンポジウム前後で、 アーティストによる作品解説(メディア対応)あり
- 午前中:中崎透氏・顧剣亨氏
- シンポジウム後:キムスージャ氏
※11月7日(土曜日)会期スタート時はアーティスト不在
報道資料
本件に関するお問い合わせ先
奈良市 文化振興課
TEL:0742-34-4942